デロリアンのステアリング交換

ステアリングの交換


H16年12月に、デロリアンのステアリングを交換しました。元々、純正ステアリング表皮の張替え目的の為に、純正ステアリングを外している間の代用ステアリングを探していたのですが、どうせ社外ステアリングを装着するなら気に入った物をと考えて、 MOMO trek-Rをチョイスしました。径は35Φで、丁度デロリアンの純正ステアリングと同じ直径です。かなり斬新で未来的なエクステリアに対して、余りにも平凡なデロリアンのインテリアですが、ステアリングを交換するだけで、随分と雰囲気が変わるものです。 MOMO trek-Rの購入時は、少し派手過ぎるかなとも思いましたが、装着してみると意外にはまるものです。肝心の操作性も良好です。握りが純正より太く、また手にフィットする形状の為、比較的楽に操作ができます。
	デロリアンの純正ステアリングです。これはこれで悪くないのですが、よく言えばシンプル、悪く言えば素っ気無いデザインですね。まずはこのステアリングを外して行きます。デロリアンのステアリングを外す場合は、スプラインの噛み合いがきつく、外しにくいので、注意が必要です。
	純正ステアリング中央のパッドを外した状態です。シャフトに掛かっていたワッシャーとナットは既に外しています。中央のステアリングシャフトを中心に、斜めに開いた二つの穴は、恐らく純正ステアリング脱着の為の SST装着ネジ穴でしょう。私は自分で外せず、いつも足車でお世話になっているディーラーで、外してもらいました。
	これが純正ステアリングを外した状態です。中央に見えるのがステアリングシャフト。先端にナットのかかるねじ山があり、その後に見える歯車状の部分が、ステアリングボスと噛み合うスプラインです。その更に後ろがテーパーなのですが、デロリアンの場合は特にテーパーは付いておらず、ストレートとなっている様です。
	こちらは以前使っていたMOMO　JETに装着されているステアリングボスです。この時は『ラフィックス』を導入していなかったので、ボスがハンドルに直付けされています。大恵産業製で、デロリアンと適合するのはニッサン用のS-021型です。画像はボスを裏から見た状態で、二本突き出しているのはウィンカーリターンピンです。ステアリングボス後端（金色の面の部分）の直径は78ｍｍです。ステアリングシャフト側のステアリングコラムカバー開口部の径は 75ｍｍで、そのままでは干渉する為、コラムカバーを削って干渉を回避する必要があります。ボス中央に開いた穴の奥に、スプラインの溝が見えますね。ここが、シャフト側のスプラインと噛み合う訳です。
	ステアリングシャフトを取り囲む樹脂パーツは、ウィンカーリターンスイッチです。上下に二箇所切り欠きが見えるでしょうか？これがステアリングのウィンカーリターンピン（下の画像参照）と噛み合っており、ハンドルの回転と連動して回転し、右左折時、ハンドルを一定以上切った時にウィンカーレバーを戻すように働きます。上でも書きましたが、大恵産業製ステアリングボスとの干渉を回避する為に、ステアリングコラムカバーの開口部を削って、加工してあります。大体８０mm程度まで開口部を広げられれば、ボスとの干渉は回避できます。
	これはデロリアン純正ステアリングの裏側で、上の画像にあるウィンカーリターンスイッチと噛み合う上下二つの突起を見る事が出来ますが、これがウィンカーリターンピンです。どうやらステアリングの金属フレームと一体成型の様ですね。
	これは大恵産業製ステアリングボスを横から見た状態です。二本のウィンカーリターンピンが僅かに内側へ傾斜しているのが分かるでしょうか？これは純正ステアリングのリターンピン同士の距離が、大恵産業製ステアリングボスのリターンピン同士の距離よりも狭い（30.5ｍｍに対して約27mm）ため、少しでもリターンスイッチへの掛かりを良くしようと、ハンマーで叩いて内側へ曲げたものです。
	交換したステアリングを横から見た状態です。ステアリングコラムとボス、そしてステアリングの位置関係が良く分ると思います。大恵産業製のステアリングボスを使ってステアリングを交換する場合、純正ステアリングよりもステアリング位置が遠くなってしまうので、ボススペーサー等で調節する必要があります。私の場合は、ステアリングボス導入後にステアリング着脱システム『ラフィックス』を装着して距離を稼いでいます。更にはテレスコピック機構を最大伸展しており、この状態で適正なハンドル距離になりました。たぶん人よりも腕が短いのでしょうね。私の場合。『ラフィックス』については別項で詳しく紹介します。
実は最近、DMC（Texas）のオンラインストアからもアフターマーケット製ステアリング用のアダプターが発売されているようです。 http://www.delorean.com/store/p-9251-steering-wheel-adapter.aspx 興味のある方はここにアクセスしてみて下さい。掲載されている画像では、ちょっとデザインが分かりにくいですね。


H16年12月に、デロリアンのステアリングを交換しました。元々、純正ステアリング表皮の張替え目的の為に、純正ステアリングを外している間の代用ステアリングを探していたのですが、どうせ社外ステアリングを装着するなら気に入った物をと考えて、 MOMO trek-Rをチョイスしました。径は35Φで、丁度デロリアンの純正ステアリングと同じ直径です。かなり斬新で未来的なエクステリアに対して、余りにも平凡なデロリアンのインテリアですが、ステアリングを交換するだけで、随分と雰囲気が変わるものです。 MOMO trek-Rの購入時は、少し派手過ぎるかなとも思いましたが、装着してみると意外にはまるものです。肝心の操作性も良好です。握りが純正より太く、また手にフィットする形状の為、比較的楽に操作ができます。
	デロリアンの純正ステアリングです。これはこれで悪くないのですが、よく言えばシンプル、悪く言えば素っ気無いデザインですね。まずはこのステアリングを外して行きます。デロリアンのステアリングを外す場合は、スプラインの噛み合いがきつく、外しにくいので、注意が必要です。
	純正ステアリング中央のパッドを外した状態です。シャフトに掛かっていたワッシャーとナットは既に外しています。中央のステアリングシャフトを中心に、斜めに開いた二つの穴は、恐らく純正ステアリング脱着の為の SST装着ネジ穴でしょう。私は自分で外せず、いつも足車でお世話になっているディーラーで、外してもらいました。
	これが純正ステアリングを外した状態です。中央に見えるのがステアリングシャフト。先端にナットのかかるねじ山があり、その後に見える歯車状の部分が、ステアリングボスと噛み合うスプラインです。その更に後ろがテーパーなのですが、デロリアンの場合は特にテーパーは付いておらず、ストレートとなっている様です。
	こちらは以前使っていたMOMO　JETに装着されているステアリングボスです。この時は『ラフィックス』を導入していなかったので、ボスがハンドルに直付けされています。大恵産業製で、デロリアンと適合するのはニッサン用のS-021型です。画像はボスを裏から見た状態で、二本突き出しているのはウィンカーリターンピンです。ステアリングボス後端（金色の面の部分）の直径は78ｍｍです。ステアリングシャフト側のステアリングコラムカバー開口部の径は 75ｍｍで、そのままでは干渉する為、コラムカバーを削って干渉を回避する必要があります。ボス中央に開いた穴の奥に、スプラインの溝が見えますね。ここが、シャフト側のスプラインと噛み合う訳です。
	ステアリングシャフトを取り囲む樹脂パーツは、ウィンカーリターンスイッチです。上下に二箇所切り欠きが見えるでしょうか？これがステアリングのウィンカーリターンピン（下の画像参照）と噛み合っており、ハンドルの回転と連動して回転し、右左折時、ハンドルを一定以上切った時にウィンカーレバーを戻すように働きます。上でも書きましたが、大恵産業製ステアリングボスとの干渉を回避する為に、ステアリングコラムカバーの開口部を削って、加工してあります。大体８０mm程度まで開口部を広げられれば、ボスとの干渉は回避できます。
	これはデロリアン純正ステアリングの裏側で、上の画像にあるウィンカーリターンスイッチと噛み合う上下二つの突起を見る事が出来ますが、これがウィンカーリターンピンです。どうやらステアリングの金属フレームと一体成型の様ですね。
	これは大恵産業製ステアリングボスを横から見た状態です。二本のウィンカーリターンピンが僅かに内側へ傾斜しているのが分かるでしょうか？これは純正ステアリングのリターンピン同士の距離が、大恵産業製ステアリングボスのリターンピン同士の距離よりも狭い（30.5ｍｍに対して約27mm）ため、少しでもリターンスイッチへの掛かりを良くしようと、ハンマーで叩いて内側へ曲げたものです。
	交換したステアリングを横から見た状態です。ステアリングコラムとボス、そしてステアリングの位置関係が良く分ると思います。大恵産業製のステアリングボスを使ってステアリングを交換する場合、純正ステアリングよりもステアリング位置が遠くなってしまうので、ボススペーサー等で調節する必要があります。私の場合は、ステアリングボス導入後にステアリング着脱システム『ラフィックス』を装着して距離を稼いでいます。更にはテレスコピック機構を最大伸展しており、この状態で適正なハンドル距離になりました。たぶん人よりも腕が短いのでしょうね。私の場合。『ラフィックス』については別項で詳しく紹介します。
実は最近、DMC（Texas）のオンラインストアからもアフターマーケット製ステアリング用のアダプターが発売されているようです。 http://www.delorean.com/store/p-9251-steering-wheel-adapter.aspx 興味のある方はここにアクセスしてみて下さい。掲載されている画像では、ちょっとデザインが分かりにくいですね。