ファルーカ騎士団長

正式名は、ラー=ファザード=リア=ファルーカ=ヴェル。愛称はファル。
年齢は地球人換算で25〜27歳(要編集)と思われる。
彼女も正統王族ラー王族の一人である。

ラー王族の親衛近衛騎士団の現総長を務める女騎士である。
剣の腕はラストリス随一と言われる。
実はク=フィルも親衛近衛騎士団に所属していた事があり、
ファルーカに教えを受けた事がある。

元々親衛近衛騎士団は、もちろんラー王族全体の守護という
側面もあったが、基本的にはラー王族の中の
王位継承家を守護する騎士団であった。

ラー王族で剣の実力に秀でる者は例外なく騎士団に在籍し、
時にはラストリス統治星皇自身が騎士団長を務める事もあった。
騎士団構成員は全てラー王族の人間である。
故に、親衛近衛騎士団はラー王族の下に存在するものではなく、
ラー王族の内部に存在しているのだ。

本来なら、現統治家出身のク=フィル第一皇子の直属となるのが正しいのだが、
ク=フィル皇子が消息不明の現時点に於いては、リーアに仕えている。
実質リーアの後見人である。

『真・正統王族』を名乗り、惑星ラストリスを恐怖によって支配する
現星皇アーディスとはいくらか面識があるようだ。
因みにこのアーディスも、
ク=フィルやファルーカに比肩する剣の実力を有している。

ラー王族は、かつて惑星ラストリス全土を統治していたが、
アーディスの台頭と強権によりその地位を追われ、
現在はラストリスの極北に在る王族の隠れ里、『イェール離宮』に
アーディスの追っ手を避けながらひっそりと隠れて暮らしていた。

『ある目的』の為にラストリス脱出を決意し、リーア等と共に地球へと降臨したが、
その為に払った犠牲は余りにも大きかった様だ。

地球降臨時の事件がきっかけで無双 真と出会うが、
その出会った当初より真の事を特に注目している。

ク=フィル皇子に瓜二つの風貌、自分を凌駕する程の剣の実力、
王族言語を難なく理解し操る語力、
そして真の持つ特異な『力』。

実は正統王族も『力』を持っている。しかし真の発揮した『力』は、
彼等の持つ『力』とも違う、異質な物の様なのだ。
ファルーカが最初に真の『力』を目撃した際、
真は『正統王族』ではないかと考えていた様だが、
彼の発揮した『力』が正統王族とは逆の性質を持つらしい事から
先の考えを自ら否定している。

しかしそれを差し引いても、
ファルーカには真の存在自体が特に気にかかる様で、
何かにつけ真の行動を注視している。
それは、彼女等の『ある目的』に関係があるのだろうか?

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