ク=フィル第一皇子

正式名は、ラー=オルベラン=ウィル=ク=フィル=グランナスカ。
年齢は地球人換算で20〜22歳(要編集)と思われる。

第一皇子となっているが、現時点で事実上ラー王族の当主である。
王族歴代随一の頭脳と武術の腕を持つ。
その腕前は超一流の剣士であるファルーカすら軽く凌駕する。

物語冒頭に於けるロングヘアの無双 真に瓜二つである。
ファルーカやリーア皇女も、当初はク=フィルと信じて疑わなかった程※1であり、
リーアによると『態度や物腰、言葉遣いまでもがそっくり』なのだそう。

ク=フィルも、リーア同様アーディスの『正統王族狩り』によって
その親族の大半を殺されてしまっている。
現在生存しているのは、ク=フィルとリーアを含めても10指に満たないとされ、
ラー王族は今まさに消滅の危機に晒されている。

『真・正統王族』を名乗り、惑星ラストリスを恐怖によって支配するアーディス現星皇。
彼により成立した現体制を崩壊させるべく、
ク=フィルは数年前より、身分を秘匿してアーディスの元へ潜入し、
裏で極秘裏に動向を探っているが、この事はリーア皇女しか知らない。

リーア達のラストリス脱出を手助けする為に、
彼女等を追ってきたアーディス直下の親衛隊と大規模な戦闘になり、
その後消息不明となる。

※1 ファルーカやリーアが、真をク=フィルだと信じた理由は『言葉』であった。
真以外の人間には、彼女等の言葉は理解できないのだ。
しかし真は全く意識せず彼女等の言葉を理解し、会話すら行なってしまう。
それは何故なのか。

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