リーア皇女

正式名は、ラー=アイーダ=リア=リーアリス=フィンラーナ。愛称はリーア。
年齢は地球人換算で13〜14歳(要編集)と思われる。
ク=フィル第一皇子の妹であるが、実はク=フィルとの間に血の繋がりはない。
ただし家系こそ異なるが、正式名から分かる様に彼女も『ラー王族』の一人である。

『真・正統王族』を名乗り、惑星ラストリスを恐怖によって支配するアーディス現星皇。
彼により推し進められる『正統王族狩り』によって、
過去に彼女の家系は彼女一人を残して殲滅させられたのである。

彼女自身、当時の事はよく憶えていないと言う。
ただその当時、助けられたク=フィルのことだけははっきりと憶えているらしい。
その為命の恩人であるク=フィルの事を実の兄妹以上に慕っている。所謂ブラコン。

彼女はファルーカを伴い、アーディスを打倒しラストリスの平和を奪還する為、
ひいては全ての『世界』の平和の為に、『ある目的』を目指して
惑星ラストリスを脱出し地球へと降臨する。

惑星ラストリス脱出の際の大規模な戦闘で
リーアはク=フィルと離れ離れになってしまっており、
心の中ではク=フィルの安否が気になって仕方が無い筈である。
しかし正統王族の一人として、一行の長として、我儘や泣き言は許されない。
彼女はその小さな肩に重大な使命を背負い、一行を導く役目を果たさねばならないのだ。

とは言え、本来の彼女は13〜14歳のまだまだあどけない少女である。
地球に辿り着いた際のとある事件に於いて無双 真に助けられた事で、
ク=フィルに瓜二つの真の事を『お兄さま』と慕い、それ以降彼に付き纏う事となる。
彼女曰く、真といると、肉体的・精神的に非常に落ち着き、癒されるのだそう。
真と一緒にいる時に見せる無邪気な素顔こそが、本来の彼女の姿なのだろう。

因みに『無双真 文章設定』中にある『思いもよらぬ来客』とは、
彼女らの事を指す。

立居振舞は、王族の人間らしく柔和で礼儀正しい。
一行の長として厳しく凛とした側面も見せるが、基本的に温和な性格で、
丁寧な物言いや柔らかな物腰から、
真綿の様にふんわりした印象を周囲に与える。
ただ、ラストリスと地球に於ける一般常識の違いを差し引いたとしても、
真を慕って突然学校にまで押しかけたりと
その行動には相当天然が入っており、真達はそれに振り回される事となる。

彼女も正統王族である為、何らかの『力』を有している筈だが、
どの様な『力』であるのかは不明である。


『正統王家 ラー王族』

彼等はかつて惑星ラストリスを数万年にも渡って統治してきた一族である。
しかし数千年前に発生した『ラストリス大変動』により、
ラストリス全土が壊滅的被害を被り、地上は荒廃し多くの市民の命が失われた。
その後、彼等はラストリス市民の前から人知れず姿を消し、
行方が分からなくなってしまう。

『ラストリス大変動』を防ぎ切れなかった自責から、
彼等は自ら姿を消し、数千年間を辺境にてひっそりと暮らしていた。
しかし『真・正統王族』を名乗るアーディスの出現によって、
アーディス打倒の為再び行動を開始することとなる。

さて、惑星ラストリスとは、地球とは異なる世界に存在する、
ST風に言えば『Mクラス』、人間の生存に適した惑星である。
環境は地球に酷似するが、ラストリス大変動の爪跡が未だ色濃く残り、
荒廃した環境が多く見られる。

ラストリス人は、地球人と当然異なる種族ではあるが、
遺伝子・生物的に類似点を多く有する。
しかし『正統王族』であるリーアやファルーカはラストリス人ではない。
また、ラストリス発祥の生命体でもない。

だとするならば、『正統王族』とは一体何者なのだろうか?

inserted by FC2 system